今年4月29日から5月6日までの8日間、国際ろう者スポーツ委員会の主催により、2012世界ろう者卓球選手権大会が東京の国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催されます。
卓球ニッポン復活を目指して、今までにない最強スタッフ体制で臨みます。2009年9月の台北デフリンピックで銀メダルを獲得した上田萌選手を軸とする女子チーム、元世界王者梅村正樹選手を軸とする男子チ-ムは、男女とも金メダル獲得をめざして頑張りますので応援をよろしくお願いいたします。 国内での厳しい選考大会を勝ち抜いて代表に選ばれた8名の選手そしてスタッフ8名を下記の通り紹介します。
佐藤真二監督よりコメント
「金メダル2個を目標に選手・スタッフ力と力を合わせて全力で頑張ってきますので皆さん応援よろしくお願いします。」
今までデフリンピックなどの国際大会において卓球は毎回のように金メダルを量産してきましたが、近年は他国も国家レベルでろう者スポーツの強化に力を入れ始めたこともあり、2005年のメルボルンでのデフリンピックでは金メダルなし(銀メダル2つ)に終わりました。そのため、日本も当会を中心として、(財)日本卓球協会そしてアテネ五輪卓球女子監督の西村卓二氏と元全日本ナショナルチームコーチの佐藤真二氏の協力を頂いて、根本的な強化委員会の見直しを行ってきました。その甲斐もあり、2009年の台北でのデフリンピックにおいては、女子団体および個人で金メダルまであと一歩のところまで行き、メディアからも注目を浴びるとともに日本の多くの卓球関係者に感動を与えることができました。この良い流れに乗りつつ、さらなる飛躍を目指し、第2回世界ろう者卓球選手権大会を日本で行い、世界のレベルを肌で感じてもらうことで将来の担う人材の育成につなげていきたく思っています。また国際ろう者スポーツ委員会としても、日本で開催することは史上初であり、今大会のような実績を積み重ねることで、将来のデフリンピックの日本開催につなげることに寄与できたらと願っています。
2010年1月 日本ろうあ者卓球協会内で、世界ろう者卓球選手権大会日本開催立候補に向けた準備委員会発足。(財)全日本ろうあ連盟スポーツ委員会と打ち合わせ。
2010年3月 開催地として(社)東京都聴覚障害者連盟へ協力を打診し承諾を得る。
2010年4月 日本ろうあ者卓球協会臨時総会にて、世界ろう者卓球選手権大会日本開催立候補案について賛成多数で承認を得る。
2010年6月 (財)全日本ろうあ連盟評議員会全体会にて、世界ろう者卓球選手権大会日本開催立候補について満票にて承認を得る。
2010年7月 東京都(行政)より開催承諾書を受け、(財)全日本ろうあ連盟スポーツ委員会を通じて、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)に正式に開催立候補文書を提出する。(台湾も同時に立候補表明。)
2010年10月 ICSDによる日本視察。厚生労働省、(財)日本卓球協会、(財)日本障害者スポーツ協会へ挨拶。
2010年11月 ICSDにて大会開催国が日本に決定したと連絡がある。
2011年1月 (財)全日本ろうあ連盟、日本ろうあ者卓球協会、東京都聴覚障害者連盟において、2012世界ろう者卓球選手権大会準備委員会、組織委員会立ち上げ。
2011年3月 ICSD加盟国に予備エントリー用紙配布。(6月24日締切)
2011年5月 (財)日本障害者スポーツ協会と打ち合わせ、第2回組織委員会。
2011年6月 (財)日本卓球協会、東京都卓球連盟と打ち合わせ。
2011年7月 東京都、日本卓球公認工業会と打ち合わせ。
2011年8月 ICSDの卓球TDによる視察、第1回実行委員会。
2011年9月 ローマでのICSD評議委員会で日本開催に関してプレゼン。
2011年11月 ICSD事務総長来日。厚生労働省、文部科学省、東京都、日本オリンピック委員会、(財)日本卓球協会、(財)日本障害者スポーツ協会・日本パラリンピック委員会へ表敬訪問。公式用具協賛メーカーの(株)タマスとの調印式実施。第3回組織委員会。
2012年1月 予備リハーサル実施。
2012年4月 第4回組織委員会、本番リハーサル。
2012年 4月27日~5月6日 2012世界ろう者卓球選手権大会in東京